【20年ぶりの開催】控えめに言って最高です!!上野・東京都美術館でマティス展開催中
こんにちわ、まいこです😆
現在、東京都美術館でマティス展が開催中です。
日本でマティス展が開催されるのは約20年ぶり。日本がチョベリグ〜だった頃です。150点もの作品を拝むチャンス、次はいつになるか分かりませんよ。
私も先日観てきましたが、はっきり言って「今年1番」かもしれない。それくらい満足度の高い作品展です。
というわけで、今回はこのマティス展をご紹介します✨
なんですが、マティス展は2023年8月20日(日)で終了。
もうあまり時間がないので、興味がある方は速攻でチケットゲットして!!
では、しゅっぱーつ!!
マティス展の見どころをチェックしよっ
マティス展は、20世紀を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス(1869–1954年)の大回顧展です。すでに来場者数30万人を超えるほどの人気ぶり。
東京・上野にある東京都美術館で8月20日(日)まで開催です。
フランス・パリのポンピドゥセンターからだけでも150点もの作品が貸し出されています。
[chat face=”blogicon-1.webp” name=”まいこ” align=”left” border=”red” bg=”none”]ポンピドゥセンターは2023年末から建物改修の予定だったからこんなにたくさん作品貸してくれたんじゃないかなー [/chat]
[chat face=”blogicon-cat5.webp” name=”おはぎ” align=”left” border=”yellow” bg=”none”] じゃあ、次はいつこんな大回顧展開かれるかわかんないニャ!! [/chat]
ちなみにパリオリンピック開催を考慮して、ポンピドゥセンターの改修工事は2025年末から30年まで変更されています。
その改修工事の恩恵で、今回のマティス展があると言っても過言ではないかも。冗談抜きで今回を逃したら次いつ観られるかわかりません🥺😭😢
そして、10月からは「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展-美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」が始まります。
話をマティス展に戻して。
最大の見どころは日本初公開の傑作「豪奢、静寂、逸楽」。今回の作品展のメインビジュアルになっています!!
そしてもう一つ注目なのが、フランのヴァンスにあるロザリオ礼拝堂の展示です。
最晩年に手がけた礼拝堂には、マティスがそれまで探求してきたドローイング、彫刻、切り紙絵など、技法を駆使した集大成ともいうべき作品。
上祭服やファサード円形装飾、そして展示の最後はロザリオ礼拝堂の4K映像が観れます。
一部の作品は撮影OKです。でも動画はNG。
ミュージアムショップは定番の図録や絵ハガキ、ポスターのほか、作品集「JAZZ」の受注販売、アパレルやグラスなどのインテリア雑貨と大充実。
- 約20年ぶりの開催の大回顧展
- 世界最大規模のマティスコレクションを誇るポンピドゥー・センターから名品約150点が登場
- マティス初期の傑作「豪奢、静寂、逸楽」が日本初公開
- 最晩年に手がけたヴァンス・ロザリオ礼拝堂
マティス展行ってきましたレポート
では、ここからは私が実際に観てきたレポートです。
東京都美術館は上野の美術館などの一連の施設の中でも一番奥、上野動物園の入り口の横にあります。
設計は前川國男さん。同じく上野の東京文化会館や京都会館(ロームシアター京都)を手がけた日本のモダニズム建築をリードした建築家です。
入場ゲートに展示されているのは、井上武吉さんの「my sky hole 85-2 光と影」。
マティス展は日時予約制です。
例えば、15時の予約だったら15:00〜15:59に入場すればOK。
私は早めに着いたけど、ちょうどの時間は入場待ちで行列ができてたから空いた頃合いを見て入りました。(イベント終了間近だから今は常に混んでいる可能性も)
[chat face=”blogicon-1.webp” name=”まいこ” align=”left” border=”red” bg=”none”]傘は外の傘立てで無料で預けられるよ。大きいロッカーは少ないからキャリーケースや荷物が多い人は駅で預けた方がいいかも。 [/chat]
客層は様々。大回顧展ということもあってか、海外のお客さんも結構いました。
音声ガイドは、女優の上白石萌歌さんです。
回顧展は、初期の作品から最晩年までの彼の生涯をなぞる様な展示がされていて、マティスの作品がどのように変化していくかを知ることができます。
マティスは元々、法律の仕事についてたんだけど、盲腸の療養中に画材をもらったことがきっかけて絵に目覚めます。
初期は写実的なものを目指していましたが、セザンヌやゴーギャン、ゴッホの影響を受け作風も変わってゆき、やがてフォーヴィスム(野獣派)と呼ばれる様式へと変化しました。
その代表作が、この「豪奢、静寂、逸楽」。
ポール・シニャックの影響を受け、点描に挑戦した作品です。
線が入ってたり点描画になりきれてなかったりするんですが、「色彩の魔術師」と謳われるマティスらしい色使いで、ずっと観ていたくなる素晴らしい作品でした✨
絵画の他に、彫刻作品も展示されています。
同じテーマのものを何年にも渡っていくつも作っていて、段々とデフォルメ化されていく様子が興味深かったですね。
そうやって色の組み合わせ、形、線にこだわっていく様子が見れたのは、非常に収穫でした。こうやって長年こだわって向き合ってきたからこそ、JAZZの様な切り絵作品が生まれたんだなと感じました。
展示の最後、ヴァンス・ロザリオ礼拝堂はいつか行ってみたいと思っていたので、今回一番楽しみにしていた展示です。
マティスらしい鮮やかな色と光が溢れ、礼拝堂の清らかさを空間全体で表現しているように感じました。実際、映像を見ただけで気持ちが晴れやかになった様な気がしました。
実際マティスもロザリオ礼拝堂について
「この礼拝堂を訪れる人が、心が軽くなること、たとえ信者でなくても精神が高揚し、思考が明晰になり、軽やかな気持になることを願って作った」
と言っています。
えー、そして最後のお楽しみ。
みんな大好きミュージアムショップです。
定番商品の他にマティスの作品を使ったアパレルや雑貨が多数販売されていました。
特に他とは違ったのは、フランス雑貨的なものも売られていたことですね。例えばオシャレ造花とか小さい家具とか。
私は「上祭服(マケット)」と「金魚鉢のある室内」のポスター、切り絵モチーフの手拭いを買いました。(手拭い集めが趣味です)
オリジナルのマティスショッパーに入れてもらいました。1枚50円くらいだったと思います。
今回、行く前からかなり楽しみにしていたマティス展。想像以上に楽しめました。特別マティスが最推しだったわけじゃないけど、一気に好き度が上がって、今年1の展覧会じゃないかってくらいの満足度。もう一度行ってもいいくらいよかったです。
今は美術館などがネット上に作品を公開して世界中どこからでも作品を観ることができる様になりました。マティスなら本屋で作品集を買うことも容易い。
ですが、やっぱりマティスが描いた色は実物でないと観れないです。
世界中で愛される理由がわかります。本当にマティスは素晴らしかった。特に私は色に引き込まれました。
それと、今回はコロナ禍の後ということもあり、日時予約制だったのもすごくよかった。東京開催でこんなにちゃんと作品を観れるたのは奇跡😤✨
はっきり言って、この規模で次いつ観れるかわからないです、ぜひ実物を見に行ってください!!
- 会期
2023年4月27日(木)~ 8月20日(日) - 休室日
月曜日、7月18日(火) ※ただし、5月1日(月)、 7月17日(月・祝)、 8月14日(月)は開室 - 開室時間
9:30~17:30、 金曜日は20:00まで ※入室は閉室の30分前まで - アクセス
JR上野駅「公園口」より徒歩7分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分、京成電鉄京成上野駅より徒歩10分 - チケット
日時予約制
一般(2,200円)、大学生・専門学校生(1,300円)、65歳以上(1,500円)。小学生・中学生・高校生は、会期中無料。
その他、東京で開催の注目作品展
2023年は、注目の作品展が大豊作です。私のオススメを一挙にご紹介✨
✅パリ・ポンピドゥセンターから50点以上もの作品が初出品
(2023年10月3日〜2024年1月28日)
→パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展-美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ
✅最終段階に向かうサグラダ・ファミリア聖堂建設への道を紐解く
(2023年6月13日~9月10日)
→ガウディとサグラダ・ファミリア展
✅「光」をテーマに約200年に及ぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡
(2023年7月12日~10月2日)
→テート美術館展 光 -ターナー、印象派から現代へ
✅ハーパーズ・バザーなどを手がけたニューヨークの伝説の写真家ソール・ライター
(2023年7月8日~8月23日)
→ソール・ライターの原点 ニューヨークの色
✅代表作など山下清の生涯と画業を一挙に見られる
(2023年6月24日~9月10日)
→生誕100年 山下清展-百年目の大回想
いかがでしたか?
今回は、マティス展をご紹介しました。
本当に行ってよかった、大満足の展覧会です。お盆休みぜひ行ってみてね。
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じゃあみんな、Buon viaggio🍀😊👍🏻
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