偏愛読書録
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【偏愛レビュー】高橋留美子は嫌いです(大好き)─1巻目で犬夜叉に私の四魂の玉取られた話─

まい(Maiko)
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大嫌い。大嫌い。──大好き。
56巻に及ぶ沼へ、一歩を踏み出した私は、犬夜叉という奇跡の物語構造に出会ってしまった。
90年代にすでに“萌え袖”!? 高橋留美子の代表作『らんま1/2』との違いって?
最凶わんこに魂を持ってかれた偏愛レビュー、ここに届けます。

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【序】私はこの夏、犬夜叉に沼った

親分~、聞いてくだせぇ……。

とうとうやっちまいやした、56巻もある漫画に手を出しちまいやした。

🐶 犬夜叉(高橋留美子)

最近知った殺生丸と犬夜叉のフィギュアがかわいすぎたのがきっかけ。「買うならちゃん

と読んでみなくては!」

この、私の美徳=作品への生真面目さこそが終わりの始まり。

忘れもせん、昨日のことじゃ。

沼の入り口は無料立ち読み。

らんま好きならハマっちゃう軽いノリが、ページを捲る手を加速させる。

ふっ!ここまでか…

無情にも試し読みが終わってしまう。

結構読めたので、ストーリーは看破した。

うぐぐっ。だが、もうちょっと、もうちょっとだけ続きが知りたい。

そこへ天の救いか、悪魔の囁きか──

「今日まで20冊50%オフ」

私は神の手を持っていた。ポチっ。

1巻買うなど造作もないわ。

そして……私は高橋留美子という名の沼に、知らぬ間にハマっていったのであった。

【一章】楓ばばぁを埋めた男に惚れた

犬夜叉と初めて出会ったのは、1P目。

“封印された半妖”という設定も良かったが、真に心を奪われたのは──

楓ばばぁをケガして動けないからって“情けで埋める”という所業。

しかも「わしゃまだ生きとる」と言われながらも結局埋める。

キリッと「情けで埋めてやる」と言い放つその目は、一切の迷いがない。

高橋留美子ワールド、爆誕。これはもはや、恋。罰当たりなのにかわいいという奇跡。

どうやら「悪いやつ」らしいのに、どこか子供っぽくて、どこか不器用。

そのキャラの立ち方に、わたくし、秒でやられました。

しかもこの男、犬っぽい仕草がいちいちかわいい。

穴を掘るときも、元気なわんこ特有の“周囲の迷惑関係ねぇ!”って感じの、砂をザザ

ザッとぶちまけるスタイル。

かごめを探すときにクンクンする嗅覚頼りの姿。

ジャンプするときの膝の曲げ方。なんでそんなに元気に跳ぶの。

極めつけは……90年代にすでに萌え袖!?

しかも調べてみたら、高橋留美子って「萌えキャラ造形の原型」とも言われてるらしい。
そりゃこんなおバカで最凶に強いわんこ男子が爆誕するわけだ……と、納得した私であった。

【二章】時空の歪みとテンポの魔力──“古いのに古くない”という奇跡

犬夜叉は1996年連載開始。すでに四半世紀が経っている。

普通は、昔の漫画を読むとけっこう疲れる。

  • コマ割りが細かい
  • セリフが長い
  • 展開が急

でも、犬夜叉は……違った。

かごめと犬夜叉の邂逅シーン、なんと2Pぶち抜き。

テンポもリズミカルで読みやすいし、コマ割りも躍動的。

もはや“読む”というより“見てる”に近い感覚。

あなたの時空は歪んでますか?と聞きたくなるほどの令和にフィットするテンポと展開。

じつは、犬夜叉のことはアニメで見たかな?くらいでよく知らない。

大好きならんまも機会がなくアニメ一択だった。

でも。

漫画で読んでみて、ようやく気づいた。

高橋留美子の真骨頂は、当然ながら原作漫画にある──。漫画だからこそわかる“おもしろ味”が、ページを捲るたびに迫ってくる。

気づけば私は、自分が漫画原理主義者だったことを再確認していた。

今の漫画として読んでもノンストレス。

“古さ”を感じないどころか、むしろ今より丁寧。

これが天才の所業か……。

【三章】らんまと犬夜叉、ボケと構造の違い

らんま1/2といえば、ギャグとカオスの応酬。

“元の体に戻る”というテーマはあるけど、テンションとノリで突き進むノンシリアスな

らんまと茜のラブコメ漫画だ。

でも犬夜叉は、ちゃんと“物語”がある。

  • ボケはある(むしろ多い)
  • でもその先に“目的”がある
  • キャラがちゃんと“進もうとしてる”

……これ、構造がめちゃくちゃ美しいやつでは!?

ということで。

私は「せめて10冊まで」と自主規制をかけて購入。

が、

お盆が怖い。

もしそれまでに読み終わっていたら、

私は昨日の自分を呪うだろう。

なぜ残りの10冊を、50%オフのうちに買わなかったのか。

【終章】大嫌い、大嫌い──大好き

嫌いだ、私は高橋留美子が嫌いだ。

こんな1巻から面白い漫画を生み出したあなたが、

大嫌い、大嫌い…

大好き。

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まいこ
旅と偏愛の変換装置です。 神話、仏像、ご当地スーパー。 すべてがちょっとエモく見える仕様。 考察の余地や誰かの愛があるものが好き。 非接触共鳴型偏愛家
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