偏愛の食
PR

【京都・グランマーブル】東京の味=バナナ。知らぬ間に刷り込まれたイメージが美食の競演を呼ぶ

まい(Maiko)
当ブログは皆さんの偏愛と広告収入で運営しています。

旅先でお土産を買う時、選択肢のひとつとして地域限定フレーバーがある。
例えば、京都なら抹茶味。福岡なら明太子味あたりだ。
では、東京は?改めて見回してみると、どうやら東京はバナナ味らしいということに気が付いた。
東京の味=バナナというロジックについて考えてみると、驚きの事実が見えてきた。

ブログ村の注目記事ランキングの【京都旅行部門】1位、【京都食べ歩き部門】2位、【日本食べ歩き部門】5位になりました!ありがとうございます。

PR

東京を味で表現するとバナナなのか?

東京土産の定番といったら、なんだ?
やはり東京ばな奈か?

とはいえ、正直、東京の人間は余程のことがない限り、東京ばな奈は自分で買って食べないと思う(個人的な見解)。
京都人が八橋を食べないのと同じだ。

なので、東京の味がバナナか?と言われると、え?という感じだ。
しかし、世間一般の認識ではそうではないかもしれない。

改めて、羽田空港で限定商品を見てみると、バナナ味多いな…。
いや、ばな奈味がすごい幅利かせてる、と言った方が正しいか?
ちいかわの東京ばな奈、ドラえもんの東京ばな奈、キットカットばな奈味、コアラのマーチのばな奈味。もはや企業の垣根さえも超えている。

もちろん大都市東京。数多くのお菓子が売っている。
だが正直、ここまでThe東京土産な商品は他にないかもしれない。

そうなると、東京の味=バナナのロジックが構築されるのは、自明の理。
長い間に、たった1つの企業が、東京を訪れた人々に刷り込みを行っていたのだ。
その証拠に東京ばな奈のオフィシャルサイトには、「東京ばな奈ワールド」と書かれている。なんということだ、東京を足がかりにして世界征服を企んでいたとは!

東京ばな奈オフィシャルサイトより引用

ちなみに、神奈川県民も油断してはいけない。
海老名サービスエリア下り限定の「東京ばな奈カレーまん」「東京ばな奈ソフトクリーム」は非常に美味しそうである。
海老名は東京ではないが、もはや東京ばな奈ワールドに組み込まれている。

八天堂・羽田空港限定チョコバナナ味クリームパン

若干話が逸れたが、一企業によって、東京の味=バナナというイメージが構築され、今ではコラボなどせずとも、他の企業までが追随する事態に陥っている。
その例をいくつか紹介しよう。

まずは、八天堂だ。
八天堂は広島発の人気クリームパン専門店。
白パンの中に軽いクリームがたっぷり。とろけるような食感で私も大好きだ。
見つけると「八天堂だ!」といつもは出ないデカい声が出てしまう程である。

その八天堂が羽田空港第二ターミナル(ANA側と言われるターミナル)のサマンサタバサで限定のクリームパンを出している。
それが、「とろ〜りバナナのスイーツバーガー」と「まるごと苺のスイーツバーガー」だ。

2種類のフレーバーがあるが、私の予想では、まず東京の味=バナナときて、もう1種類作っては?となり、いちごに落ち着いたものと思われる。

午前中、まぁまぁ早い時間だったが、保安検査所内にも関わらず結構売れてた。
数量限定なので、気になる人は早めにゲットすべし。

京都グランマーブルも羽田空港限定チョコバナナパン

そしてもうひとつの例が京都の人気パン「グランマーブル」。
本店が祇園の花見小路にある、箱入りのマーブルデニッシュ専門店である。

グランマーブルは、京都の店だ。京都以外だと大阪国際空港に販売コーナーがあるのみ。あとは、催事で全国に期間限定ショップを出している。

京都の人気観光地・花見小路にあるグランマーブル本店

そして、現在、羽田空港第一ターミナル(JAL側)に限定ショップを出店中だ。
定番のフレーバーの他に、羽田空港限定のフレーバーも取り揃えている。

何味?愚問である。
当然にチョコバナナ味だ!
それにしても、一時的な出店のために限定のフレーバーを出すとは、グランマーブル本気である。

グランマーブルは1箱1,000円越えのパンであり、私の理解だと、高級路線をいっていたはずだ。だが、どうだ、この看板を!この書体を!なんかもう、だいぶポップ。これが、東京のイメージなのか、京都の方よ。
とはいえ、カジュアルぶっても1,728円(税込)である。

私はグランマーブルが好きだ。
その中毒性たるや見つけたら素通りなどできない程である。
イチオシはメイプルキャラメルだ。以前SNSでフォロワーさん方に、おすすめの味を聞いたことがあるが、多くの方がメイプルキャラメルを推していた。そしてオフィシャルサイトの説明にも<みんな大好き!>と書かれていた。だろうな。

私はなぜか非常に迷った。
いつものメイプルキャラメルか、限定のチョコバナナを買うか。
私はSNSやブログをやっているくせに、他者に紹介するために新しいものを食べよう、映えるものを選ぼうという感覚を持ち合わせていない。
練乳と白玉だけの白いかき氷を平気で食べる女である。
それなのに、いつもの間違いない味を即決できなかった。

そして、この時私は結局”限定のチョコバナナ”を選んだ。
チョコもバナナも好きであるが、正直バナナ味は失敗するとだいぶまずいことになる、警戒すべきフレーバーの1つという認識だ。
でもなぜか私は「チョコバナナ1つ」と店員さんに伝えていた。
私も知らぬ間に東京=バナナのロジックに毒されていたのかもしれない。

東京=バナナありがとう。チョコバナナは確かにおいしかった

グランマーブルは、一時期あった高級食パンブームの食パンとはちょっと次元が違う。名実ともに高級なパンだ。
あのブームってなんだったんだろうか。まぁええか。

ここのパンはそのまま食べてもおいしいが、私のイチオシはトーストして食べるスタイル。

練り込まれたチョコがとろ〜っとして、チョコとバナナの香りがふわ〜〜。
みるとうっすらバナナピューレっぽい感じが。なかなかにおいしい。いかにも人工的なバナナの香りではない!これは当たりを引いたと言えるだろう。
(一緒に写ってる成城石井のプレッツェルもおすすめ)

私は、このグランマーブルの件を機に認識を改めた。
東京ばな奈ワールド包囲網。ありがとう。
私は御社の功績を手放しで讃えたい。

東京の味=バナナ。

これはもはや紛れもない事実であり、我々都民が目指すべき立ち位置。
東京ばな奈ワールドは夜空に燦然と輝く北極星(ポラリス)。
いつの間にか植え付けられたイメージが、周辺を巻き込んで美食の競演を産み出そうとしている。

これから、東京限定商品を生み出そうとする企業よ。
どうか、グランマーブルを超えるバナナ味を生み出して欲しい。
さすれば、東京が真のバナナワールドになる日も遠くはないであろう。

グランマーブル羽田空港店
  • 期間:4月3日 (木)~12月31日 (水)
  • 場所:羽田空港第1ターミナルビル 2階出発ロビー 時計台1番前

【本日の偏愛成就授与品】食べきれない?フードシーラーがあれば無問題

グランマーブルは、基本箱売りだ。一人だと正直、量が多いと感じる人も多いだろう。
実は、大体のパンは冷凍できる。
私はカットして、1切ずつパウチして冷凍している。これだと、霜がつきにくく、冷凍庫の匂いがつくこともない。長期間おいしく保存できるので重宝している。

パンだけでなく、地方で買った食材や、大量買いした食材を保存するのにもピッタリだ。私のように旅先であれこれと買ってしまう人のマストアイテムと言っても過言ではない。買ってよかった家電ベスト5に入れてもいい。

今日の偏愛航海、いかがでしたか?
記事が「なるほど!」「ほーほー!」と思ってもらえたら、
↓こちらから “ほーほー隊”の偏愛エール、ポチッとお願いします

“ほーほー隊”の偏愛エールとは?
当ブログを読んでくれてる方は誰でも”ほーほー隊員”。バナーを推すとブログ村のランキングUPに繋がります。まいが大喜びするボタンとなってます

ABOUT ME
まいこ
旅と偏愛の変換装置です。 神話、仏像、ご当地スーパー。 すべてがちょっとエモく見える仕様。 考察の余地や誰かの愛があるものが好き。 非接触共鳴型偏愛家
PR
記事URLをコピーしました