【祇園祭×猛暑対策】 “観る”より“とどまる”！ 体験満足度を上げるホテルの選び方【偏愛サバイバル戦略】

祇園祭は京都の夏の風物詩──だけど、近年は「楽しむ」以上に「乗り越える」ための工夫が必要になってきました。 なぜなら、7月の京都は“体力と環境の戦い”だから。

今回は、毎年祇園祭を追い続けてきた私の視点で、「どこに泊まるか」がどれだけ祭りの体験に影響するかを徹底解説します。

祇園祭＝“完全に屋外”のサバイバルイベント

祇園祭の目玉・山鉾巡行や宵山は、完全に屋外イベント。しかも日陰が少なく、屋根も冷房もありません。 さらに、ここ数年の京都の暑さは体感40℃級。

「少し観るだけ」のつもりが熱中症寸前…というのは珍しくありません。 観覧場所の確保や立ちっぱなしも地味にキツい。 だからこそ、“すぐ戻れる避難所”としてのホテルが超重要なんです。

トイレ問題＝あるけど足りない

街中のイベントなので仮設トイレはありません。 公衆トイレはたくさんあるけれど、 ・混雑で並ぶ ・清潔感の面で不安 ・特に女性や子ども、高齢の方には厳しい

そんなとき、自分のホテルの部屋に戻れる選択肢があるだけで安心感が違います。

雨が降っても逃げ込む場所がない

近年は祇園祭の時期に突然のゲリラ豪雨が増えています。 ですが、街中には“本当に安心して雨宿りできる場所”が意外と少ない。 カフェやファストフードもすぐ満席に。

「観覧席でずぶ濡れ」「屋根のない場所でひたすら待つ」──そんなリスクから逃れるには、 やっぱり近くのホテルが最強。

規制だけじゃない、“戻れない”問題

巡行当日は交通規制で、タクシー・バスの動きも大幅に制限されます。 でも問題はそれだけじゃない。

宵山から夜イベントまでの時間にホテルに一度戻ろうと思っても、 ・混雑で思うように進めない ・ちょっとの距離なのに時間も体力も奪われる ・地味に交通費がかさむ（バス・タクシーの回り道など）

ルート上のホテルに泊まっていれば、 部屋に戻ってシャワーを浴びて、体力回復してまた出かける…そんな“二部構成”の楽しみ方もできます。

チケット代をホテルに回すのも“アリ”！

実は、観覧席チケットを買っても、ずっと座って見続けるのは本当に体力がいります。 日差し・熱気・動けなさで、途中でぐったりすることも。

だったら、そのチケット代をホテルに回して、 「安心できる避難所」を確保した方が、快適に祇園祭を味わえる── これが、私の偏愛的おすすめ戦略です。

巡行マップとおすすめホテル

では実際に、巡行ルートに近く“避難所”として活用しやすいホテルと、 鉾町に近く宵山を存分に楽しめるホテルを紹介します。 （※2025年6月時点の楽天セール掲載プランより選定）

【お子さん・高齢者・初心者さん必見】 巡行におすすめのホテル4選

特に熱中症に注意が必要なのが山鉾巡行。花笠行列まで見ようと思うとかなりの時間になるので、巡行ルート上のホテルならちょっと休憩なんてことも可能です。

【2度目以降なら、ちょっとマニア向け】 鉾町・宵山おすすめホテル4選

もう山鉾巡行は見たことある。ちょっと違う角度で楽しみたい、という方におすすめなのが鉾町近くのホテル。細い路地を山鉾が移動する様子を見るのはいかが？

まとめ：祇園祭は“とどまる”ことで楽しさが深まる

京都駅周辺の便利さはもちろん健在ですが、 “動き回る祭り”ではなく、“とどまることで快適に楽しめる祭り”として祇園祭を捉えると、 宿の選び方がまったく変わってきます。

今年の祇園祭は、あなたにとっての“避難所ホテル”を探してみませんか？

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旅と偏愛の変換装置です。 神話、仏像、ご当地スーパー。 すべてがちょっとエモく見える仕様。 今日もどこかで、偏ってます。