【行くぜ東北!!】秋田・能代べらぼうのくじらかやき鍋と憧れの百名盃
こんにちわ、まいこです。
今回は秋田・能代の名居酒屋「べらぼう」のお話です。
太田和彦さんの番組で紹介された「べらぼう」
「べらぼう」は、私が居酒屋の羅針盤と慕う居酒屋探訪家・太田和彦さんが現在放送中の太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選etc.で紹介されていたお店。
お店の雰囲気と、お料理やお酒がおいしそうでいつか行きたいなーと思っていて、念願かなってお邪魔することができました。
秋田市から電車で1時間ちょいの能代というところにあります。
店名の「べらぼう」は能代の名物の凧のモチーフの1種のことで、店内にも凧に描かれる絵がいくつも飾ってあります。あっかんべーしているのが特徴。魔除けの意味があるんだそうです。
色がきれいですよねー。お店で聞いたわけではないですが、旗べらぼうも飾ってあるのでこちらの凧はもしかしたら北萬凧提灯店さんのものかもしれません。
お店のモチーフになっているべらぼう。箸置きにも描かれています。
どのメニューもおいしい
メニューは秋田らしいものから居酒屋さん的なものまでいろいろ。
冬はきりたんぽ鍋や八つ目鰻の鍋が食べられます。ちなみに八つ目鰻は、ネット情報によると、レバーのような鉄分系の香りがあるようです。冬しか食べられないしと結構悩みましたが、今回は見送りましたw
とろろ昆布のせ〆鯖
昆布の匂いがやな感じに出ちゃうんじゃと思ったけど、全然そんなことなくて本当によく合う!!
私はおうどん好きなので、とろろ昆布はめちゃ食べるんで分かるんですが、安いとろろだと水分を含むとダマになるんです。ですが、このとろろは口の中でもほろほろと溶けて〆鯖に旨味をまとわせてくれていい仕事してます。ゴマもいい。
そもそも鯖もおいしくって!!やっぱり日本海側だからですかねー。青森料理屋さんで鯖食べた時も美味しかったけど、秋田も鯖がおいしいのかな。
馬刺し
しっとりしていて、柔らかく臭みなんて全然ないです。これも美味しかった。
比内地鶏の焼き鳥
しっとりジューシー!!素材がいいのもあるんだと思いますが、焼き加減が抜群。居酒屋さんの適当な焼き鳥と思って、パクッと食べたら美味しんぼ宜しく白目になりましたw
最後にもう1本食べようって決めてたのに、あれこれ食べたらおなかいっぱいでおかわりできなかったのが心残り。
くじらのかやき鍋
コロ(くじらの皮)とナスを細切りにしてお豆腐と一緒に味噌仕立てにしたお鍋。お味噌は意外にも赤味噌っぽい感じですが、苦味などはないです。
くじらにナスとはなんとも変わった組み合わせですが、合うんです!!
コロはくじらの中でも脂が乗っている部分。そしてナスは揚げナスにしたりと脂と相性がとってもいい食材なので、なすがコロの脂の旨味を吸って甘みが増しています。もちろん味噌との相性も抜群。コロ自体はくにゅもちっとしていてクセになる食感です。
よしみで食べたはりはり鍋はくじらの独特の香りを楽しむって感じですが、かやき鍋はコロの食感や脂を楽しむお料理ですね。
調べてみると、秋田の夏の郷土料理のようですが「べらぼう」には年中あります。
今まで秋田とくじらって結びつかなかったんですが、お魚屋さんにも売ってたりして案外身近なものみたい。私も秋田の市場でコロ買ったので、自分で作ってみようと思います!!
低温熟成のすごさ「うぼらべの酒」
「べらぼう」にはオリジナルのハウスワインならぬハウス日本酒があります。
その名も、うぼらべの酒。逆から読んだらべらぼうです。
菊水酒造の低温熟成酒(特別純米)。かわいいご主人と奥様の絵が書いてあるし、ハウスワイン的なものだからカジュアルな感じと思って一口いただいたら…。またもや白目。
低温熟成すごすぎる。すごく口当たりがよくて柔らかい、本当に上品でおいしい。甘みと香りが特徴かな。とんがったところがない悟りの境地みたいなお酒です。
その他のお酒もどれもおいしかったです。
思いがけず憧れの百名盃との対面
普段はお客さんでいっぱいのお店だそうですが、この時は運良くゆっくりお話を伺うことができました。
太田和彦さんのファンだと話すと、番組でお店にプレゼントされた太田さんオリジナルの百名盃を出してくださいました。
(私たちが特別というわけではなく、ファンの方には出してくださるそうですが、お店がゆっくりだったからとかそういうこともあると思うので、ネットで見たとか言ってお店の方を困らせるような行為だけはやめてくださいね。あくまでご好意でしてくださったことです)
「べらぼう」は本当に名居酒屋でした
太田さんが名居酒屋として紹介されるお店は、どこもおいしいお店ばかりですがそれだけではないと感じます。お店の雰囲気やご主人の人柄が魅力的なところが多いです。
以前、番組でご本人が「おいしいものを食べたいってのもあるけど、人に会いに行くってのが大きい」みたいなことをおっしゃっていて確かにそうだなって思います。
お料理もお酒もすごくおいしかったですが、べらぼうのご主人やお店の方々とのおしゃべりもとっても楽しくて時間があっという間でした。
また秋田に来たらぜひ来たい!!
秋田の方ってほんとあったかい。いいところだな〜って感じました。
お店の情報はこちら
- 時間 17:00〜22:00(実際は18:00〜くらいっぽいです)
- 休み 月曜日
※駅から結構距離があるので、タクシーがオススメ。秋田のタクシーはペイペイが使えます。
近くにある天洋酒店は日本酒のラインナップがいいのでオススメ。
こちらの記事で紹介しています。
https://maikotokyoto.net/akita-resortshirakami/
秋田はもう生酒始まってます
冬の秋田は、雪見風呂と生酒が魅力。
酒蔵が解放されるイベントなどもこれからどんどん始まりますよ。
あちこち巡りたいなら旅の起点は秋田市が便利。私のオススメはホテルメトロポリタン秋田
です。駅直結でお部屋もきれいですよ。
お酒は嗜むもの、過度な飲酒はダメ!!
ここまで日本酒にまつわるお話をしてきましたが、この記事は過度な飲酒行為を推奨するものでもありません。
お酒は嗜むもの、と言われます。「嗜む」とは好んで親しむ、愛好するの他に、慎む、気をつける、見苦しくないように整えるという意味もあります。酔っ払ってしまってはせっかくのおいしいお料理もお酒も台無し。
どうか皆さんは正しい知識と大人らしい振る舞いで、楽しいお食事の時間を過ごしてくださいね。